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10月くるみるふっさガイドツアー「蔵とハウス再発見」ツアーが催行されました!【ツアーレポート】

10/26/2013

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10月19日
この日の天気予報は曇りのち雨、日に日に寒さが増してくるなか、17名の参加者のお集まりいただきました。
今回の「蔵とハウス」再発見ツアーは福生を象徴する建築遺産郡を街並みとして眺める福生らしい街歩き、酒蔵見学、美味しいランチに加えて、ツアーに参加することでしか入る事の出来ない蔵やハウスの個人邸宅に特別な許可とご配慮を頂いた上でお邪魔させていただき、スペシャリストの解説の元、実際にお住まいの方、また、長年携わってこられた左官の職人さんからも貴重なお話をお聞きするというものです。

ご案内役の工学院大学非常勤講師・米軍ハウス保存再生協会 小椋祥司さんからツアーの概要をお話頂き、くるみるスタッフより、今回のツアー、特に個人邸宅にお邪魔するにあたって写真やその他プライバシーに関する諸注意事項などをお話しさせていただき、準備も整ったところで、さあ、元気に出発です。

まずは、福生駅から歩いて5分ほどのところにある米軍ハウスに参ります。
アトリエや個人邸宅など5棟ほどが並びます。
(個人邸宅につき公開できる写真が無いことをお許しください。)

ここで、米軍ハウスを仕事場にされている家主様から、米軍ハウスについて、ご自身が米軍ハウスを工房にしておられる経緯などをお話いただきました。
興味深かったのは米軍ハウスの屋外の共有スペースは境界がないことで、逆にプライバシーに関してのトラブルがなくなるものだということでした。
それから、ここのハウス郡の所有し貸し出されているオーナーは長年は離れた別の家屋に住んでおられたそうですが、
近年になりハウスに越してこられ、ハウスの住人と同じ敷地内に暮らしてみると、それが快適で、今はすっかりハウス暮らしが気に入ってしまったそうです。

その後、また少し歩いて写真スタジオとして利用されている、米軍ハウス2棟を外観だけ見学しました。見落としてしまいそうなところにありますが、とっても可愛らしい米軍ハウスです。雑誌などで使われている権利のある外観の為にこちらも写真を公開できませんが、住居としてだけでなく、米軍ハウスがこだわりのある仕事場やオシャレな外観を活かしたスタジオにも使われている現状がうかがい知れます。
その後はお楽しみのランチタイム。

蔵を改装したレストラン「甘蔵」の個室で幕の内弁当を頂きます。
小椋祥司さんから参加者にツアーの説明もあり、また、参加者同士の交流も生まれる楽しいランチタイムとなりました。
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名物の牛スジの煮込みと新米が美味しい幕の内弁当です。これにお味噌汁といれたての美味しいコーヒーなどのドリンク付き。
お腹がいっぱいになったところで、田村酒造の見学に向かいます。
福生市の旧街道を歩き宿橋に向かう途中には、古い商店や井戸のある旧家、昔は郵便局であった教会があります。
教会の瓦屋根の上に郵便局のマークが残っており、参加者の方々も次々とシャッターを切ります。


福生市の老舗の酒造、田村酒造に到着すると、田村酒造のご案内役の橋本さんと、長年、田村酒造を始め、福生市の蔵を代々守ってこられた左官職人の窪田さんが迎えて下さいました。


本年度の7月、田村酒造の酒造蔵、前蔵など5棟の建築物が国の登録有形文化財に指定されました。

靴を履き替えて蔵に入ると、丁度、新酒の仕込みが始まった頃で良い香りが漂っています。
蔵の説明に加えて、日本酒がどのように醸造されるのか興味深いお話に、皆様熱心に耳を傾けておられました。

蔵見学の後はお楽しみの利き酒です。
通常の2種に加えて、生酒などタイプの違う日本酒4種をご用意いただきました。

仕込みの美味しいお水と交互に皆様手酌が進みます。
お好きなお客様は小さなカップを何回口に運んだことなのでしょうか、なんと、2本が空になってしまいました。
それほどに、美味しいお酒ということですね。
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ご案内いただきました橋本さん
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大きなタンクが並ぶ本蔵。良い香りが漂っています。
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とても珍しい八角形の煙突。登録有形文化財です。
絞りたての生酒の素晴らしい美味しさについてお話を伺い、その生に限りなく近い、限定のお酒のご予約をされてお帰りになった参加者もいらっしゃいました。
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庭園側から見た有形文化財の本倉
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東京都で個人が所有するケヤキでは最大級の推定樹齢800年以上のケヤキ
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有形文化財の旧水車小屋と 脇蔵
次に向かうのは旧生糸商家だった御邸宅の蔵です。特別なご配慮で邸宅を公開してくださった井上さんは、生糸商の番頭さんが着ていらっしゃった年代ものの素敵な半纏を着て迎えて下さいました。
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井上様がご用意してくださった、資料において先祖代々において守ってこられた年中行事や古い資料や文献などから生糸商の成立ちなど、また古い写真などを拝見させていただき、また資料もご用意してくださいました。まるで、そのお話は当時の福生村の様子が目に浮かぶようです。
そして、立派な蔵については、小椋さん、左官職人の窪田さんも交わり、興味深いお話が続きます。
扉ががっちりと重なり、火災からもしっかりと守られているこの蔵は高度な左官の技術によって建てられ、そして守られています。
左右で扉の幅が違うのですが、幅が太い方が雄、細い方が雌と表現されるそうです。
漆喰に塗り固められた扉の土台になる木の板は黒漆喰部分位の大きさほどしかなく、かつ、薄いものであるのに、これほどの重厚な扉にまで漆喰を重ねられており、その技術には驚かされます。
そして、このような蔵が今日まで福生で守られているのも、川越からの蔵作りを伝承し、所沢から福生に移り住み代々受け継いでこられた左官職人と、伝統的な暮らしを守ってこられた家主さんの誇りなのだと実感しました。

お庭も拝見させて頂きました。
庭には多摩川が再現されていて、御嶽神社のお社もあり、暮れには御嶽神社の宮司さんもおりてきて、祝詞をあげてくださるそうです。
井上さんはホタル博士でもあり、ここの水をポンプで循環浄水してホタルを育てていらっしゃるそうです。
こんなに素敵なお庭で眺めるホタルはさそぞ美しいことだと思います。
興味深いお話ばかりで、参加者からの質問も尽きません。そんなご質問に一つ一つお答え頂き、また、様々なおもてなしをしていただきました。
時間が足りない位で名残惜しかったのですが、まだまだ行程が残っていますので、次に参ります。

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次に向かいましたのは旧福生村役場で使われていた蔵です。
こちらも家主様のご厚意で拝見させていただきます。

こちらの蔵もまた違った趣があります。
屋根が大きく張り出したプロポーション、漆喰の白と黒漆喰、家紋や屋号のデザインとのコントラストが美しい蔵です。

左官の窪田さんから構造についての説明もありました。
一見 屋根の下は吹き抜けているように見えますが、その下も漆喰で塗り固められており防火対策されているそうです。

こちらのは先日、ドラマの撮影にも使われました。
放映が楽しみですね。
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雨もパラッと降り出したりしているので、次の米軍ハウスに急ぎます。
ここの米軍ハウスは1軒長屋で2世帯の間取りに分かれているのですが、それはハウスの中では珍しいそうです。

今は空家になっている中をオーナー様のご好意で特別に拝見させていただきました。
戦後、GHQの命令と基準で立てられたデペンデントハウスの基準に準じて福生地域の土地所有者が米軍用の賃貸住宅として建てた米軍ハウスの当時の様子があまり手の入れられていない状態でうかがい知れる貴重なハウスです。


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当時のままの台所、パンなどをこねる時に粉が落ちないようにつくられているのでしょうか、フチが立ち上がりがあります。
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LDK様式など日本に欧米式の住宅スタイルを決定付けた米軍ハウスの様子。
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戦後の資材が乏しいときに、キッチン、シャワー、、水洗トイレなど、日本でも珍しい設備危機が備わっていました。
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外観よりもずっと広く感じる2LDKの間取りの寝室です。築60年近くが経過し、老朽化して数も減ってきていますが、70年代に自由を求めて移り住んだ若者やアーティストのように、今もなお古さを生かして暮らすライフスタイルに憧れる方も多いようです。
ツアーもここで最終ポイントとなります。
お近くの参加者の方はここにて解散とさせていただき、他の参加者の皆様とともにくるみるふっさに戻ります。
皆様、お疲れ様でした!

最後にご案内役の小椋祥司さんからのサプライズじゃんけん大会。
田村酒造のお酒がプレゼントされました。

初めての試みのツアーでございましたが、ご案内役の小椋祥司さんと関係各所のお力とご協力が無ければ成り立たないものでありました。
田村酒造、甘蔵の皆様、左官の窪田様、そして、井上様をはじめ邸宅などを公開してくださいました皆々様、そして、ご案内いただきました小椋祥司様に感謝申し上げます。

そして、何より、ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

こちらのツアーの第二弾も企画予定です。
再びお会いできることを心よりお待ち申し上げております。


次回11月のツアーはこちらです!
「福生の水辺の史跡で座禅体験」ツアー 
http://www.kurumiru-fussa-omotenashi.com/2/post/2013/10/2.html
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