本来は6月25日(金)に催行予定のツアーでしたが、緊急事態宣言延長の延長により約4ヶ月にやっと催行出来ました。
募集15名に対し、申込者が9名で当日参加者は8名でした。
今回もこの地区で生まれ育った、福生郷土資料室職員に文化財と史跡をご案内いただき、
サポートにボランティアガイドにお願いしました。
集合はJR青梅線 羽村駅東口に8:50集合。
募集15名に対し、申込者が9名で当日参加者は8名でした。
今回もこの地区で生まれ育った、福生郷土資料室職員に文化財と史跡をご案内いただき、
サポートにボランティアガイドにお願いしました。
集合はJR青梅線 羽村駅東口に8:50集合。
まずは西友羽村店近くにある、東京都指定史跡「まいまいず井戸」を見学しました。
この井戸は、水汲み場所まで16mと深く、そこまでらせん状の道がついていることから名付けられました。
鎌倉時代に創建と推定され、昭和35年町営水道開設まで利用されていたそうです。
この井戸は、水汲み場所まで16mと深く、そこまでらせん状の道がついていることから名付けられました。
鎌倉時代に創建と推定され、昭和35年町営水道開設まで利用されていたそうです。
続いて、西口に降り立ち羽村堰方面に向かいます。
途中、奥多摩街道交差点近くで、旧鎌倉街道の説明をしていただき、馬の水飲み場を見学。
昔は坂の上に畑があり、肥料や農作物の運搬を馬に頼っていたため、
途中に水飲み場を作り、馬をいたわっていました。
途中、奥多摩街道交差点近くで、旧鎌倉街道の説明をしていただき、馬の水飲み場を見学。
昔は坂の上に畑があり、肥料や農作物の運搬を馬に頼っていたため、
途中に水飲み場を作り、馬をいたわっていました。
すぐ近くにある、1593年に創建とされる臨済宗 禅林寺です。
41巻にのぼる未完の大小説『大菩薩峠』作者の中里介山居士の菩提寺だといいます。
41巻にのぼる未完の大小説『大菩薩峠』作者の中里介山居士の菩提寺だといいます。
玉川上水を管理するため、江戸時代に設置された陣屋跡を見学。
羽村取水堰に到着しました。
投渡堰の全貌です。
水門にある丸太が、台風などの増水時に外されて堰を守る構造になっています
水門にある丸太が、台風などの増水時に外されて堰を守る構造になっています
堰の構造が珍しいことから、土木遺産に認定されています。
玉川上水を開削した立役者として活躍されたとする、玉川兄弟です。
立っているのが兄の庄右衛門で、 左側で片膝をついているのが弟の清右衛門です。
立っているのが兄の庄右衛門で、 左側で片膝をついているのが弟の清右衛門です。
通常は玉川上水を下って、第三水門へと行くコースが多いですが、
今回は大ケヤキ先の坂道を登っていきます。
どこへ行くのでしょうか?
今回は大ケヤキ先の坂道を登っていきます。
どこへ行くのでしょうか?
見晴らしの良い丘の上の遠江坂(跡)に到着。
戦国時代この地方を支配した豪族大石遠江守が、
この坂の近くに館を構えたことから、『遠江坂』と呼ばれていたようです。
戦国時代この地方を支配した豪族大石遠江守が、
この坂の近くに館を構えたことから、『遠江坂』と呼ばれていたようです。
羽村大橋の下流にある、昔渡し船のあった「川崎の渡し」跡になります。
多摩川土手を福生方面にこれから向かいます。
福生市加美上水公園にある、 福生の指定文化財「玉川上水旧堀跡」を見学。
玉川上水は完成から約 90 年後の元文5年(1740)に、多摩川の洪水被害 を避けるため、
一部区間で新しい水路に掘り替えられました。その旧堀跡になります。
玉川上水は完成から約 90 年後の元文5年(1740)に、多摩川の洪水被害 を避けるため、
一部区間で新しい水路に掘り替えられました。その旧堀跡になります。
まるで奥深い森に迷い込んだような雰囲気があります。
日本野鳥の会 創始者 中西悟堂氏「野鳥村 構想の地」でもあります。
日本野鳥の会 創始者 中西悟堂氏「野鳥村 構想の地」でもあります。
今回は田村酒造場は立ち寄らず、玉川上水に架かる宿橋より、
田村分水取水口を説明していただきました。
田村分水取水口を説明していただきました。
昭和初期頃までは、福生の中心地だった宿場通りにある旧福生郵便局跡。
現在は教会として利用されています。
現在は教会として利用されています。
最後は国登録有形文化財「旧ヤマジュウ田村家住宅」を見学しました。
明治44年(1911)に旧福生郵便局を住宅の向かいに開設。
大正時代になると局内で電報電話業務を、その後電話交換業務を始めるなど、旧福生村の発展につながりました。
明治44年(1911)に旧福生郵便局を住宅の向かいに開設。
大正時代になると局内で電報電話業務を、その後電話交換業務を始めるなど、旧福生村の発展につながりました。
今回のツアーは比較的少人数のため、福生郷土資料室ガイドの説明も聞き取りやすく好評でした。
また、子供頃から育ってこの地区に精通しているだけあって、コース内容も変化に富んで
大変充実したツアーとなりました。
また、子供頃から育ってこの地区に精通しているだけあって、コース内容も変化に富んで
大変充実したツアーとなりました。